相手の防御行動を見て攻めの展開を広げていく

こんなタイトル、結構ややこしい記事になるかと思います。

でもこの内容に関しては逆に動画とかよりもわかりやすいかもしれない・・

という淡い希望を抱いて書いていきましょう。

 

 

 

この人やたら下段ガード率が高いけど中段択も通らないな・・

 

 

上位の段位帯に行けばこういった相手に多く遭遇します。

シンプルな2択ゲームかと思いきや横移動やファジーガードなどの要素から

やはり上位層の方々には択が通りにくい印象があります。

 

ポール戦の場合

 

右横移動を行動に多く組み込んで崩拳の被弾をしにくくしながら

置きとファジーを意識して痛い技に当たらないようにする。

236ステップからのLKとWKからの2択はある程度受け入れつつ置きで元を潰したり

横移動LK狙いも同じように対応をする

 

 

ざっくりと動き方を書くとこんな感じです。この防御方法も個人差があり、全員が一定のタイミングでは実行していません。またポール側も上級者ほどこういった防御方法への対策で上手くタイミングを変えたりステップインからの攻撃タイミングを調整して択を成功させるようにしてきます。

 

 

またこの攻防を成立させるにはお互いがこの内容を踏まえての動き方をする必要があります。もっとシンプルな行動の方がお互いにとって有効な場面も多々あります。

 

 

という前提条件のお話しから今回の記事では

 

 

 

ではこの攻防を繰り返すべきなのか

 

という事を考えてみます。おそらくこの内容を繰り返すと3すくみの置き、スカ、2択の回数が多くなり細かい読み合いが多く発生します。勝率を高めるためにこれが正解かと言われるとそうでは無いかと思います。どうしてもキャラ相性、確定反撃能力などの要素からジリ貧になってしまう側が出てくるのでキャラ対策として大事な行動ではあるのですが勝利が遠ざかってしまうことも考えられます。

 

 

ここでシンプルに

 

 

この防御行動をする人にはこれが通るはず

 

 

という引き出しを持っているかどうかで試合展開は大きく変わります。

そしてそのためには上記行動をしっかり読み合いで回した上で展開を作らないとそれはただのハイリスクな行動になってしまいます。

 

 

コロンブスの卵的な発想で抜けがちな要素にもなるこの読み合いに気づけないとなかなか格上の相手に勝てなくなってしまう要素の一つでもあります。

 

 

ブライアンのハチェットキックをヒットさせて有利な展開を作ってからの連携をいつも上手く対応されてしまっているケースはブライアン使いの人なら多くの人が経験しているかと思います。フレームの3RP,横対策の3LP、ローリスクなLP系などを中心に展開して攻める時は6LKなども有効ですがなかなか選択肢の中で

 

ハチェットヒット~チョッピングエルボー

 

という連携をする人はいません。理由としてはフレームのリスクなどを嫌っていたり、横移動に弱い技を打ちにくいという考えからそうなるのですが意外とこの行動はファジー系の対応に強かったりします。もう一度ハチェットキックだったり前ダッシュチョッピングなんかも防御行動全般に対応しやすいですね。

 

極端な選択肢なのかもしれませんがこういった行動を上手く使わないとローリスクな行動が活きてきません。

 

中距離で上手く横移動を使ってこっちの突進技がなかなか当たらない相手にいきなりスラッシュキックを打つのは高いレベルほど有効打となりやすかったりします。意識外からの行動になりやすくファジー系の防御がしにくい行動の一つなので焦れてきた中距離戦でここを踏まえて使うと実は有効だったりします。

 

 

セオリー、安定行動も大事なゲームなのですがその先にリターン重視の行動が出てきます。ただ段階を踏んだ方がこういった行動がローリスクハイリターンとなりやすいのは確かですのでこういった攻防の仕組みを理解することは難しいけど楽しいものなのです。

 

各種大型大会も連続でありますしこのような攻防にも着目して観戦するとより楽しく見れるのかなと思います。出れる大会には出場して楽しんでいければと思います、ではこんな感じで