コロンブスの卵

そんなタイトルでございます。

 

格闘ゲームについて書くブログでこんなタイトルなんですが今一度この言葉の

意味について確認しつつ内容に入って行ければと思います。

 

 

[由来] イタリアの歴史家、ベンゾーニの「新世界史」(1565)に見える、イタリア人の探検家コロンブスにまつわるエピソードから。新大陸を「発見」した後、コロンブスがスペインの貴族たちのパーティに出席したときのこと。「わが国にはすぐれた人材がたくさんいるから、あなたでなくてもだれかが新大陸に到達したことでしょう」と言う人がいました。コロンブスはそれには答えず、「卵をテーブルに立ててみてください」と呼びかけます。だれもできないでいると、彼は卵の尻をつぶして立てて見せました。それによって、居合わせた人は、「だれかがやった後ならば、どうやってそれをすればいいかは、だれにでもわかる」ことを理解したのでした。

 

 

という感じでネットからコロンブスの卵というネットから拾ったコピペをまずは貼っておきます。

 

 

簡単なようで難しい格闘ゲーム、ただ悩みの多くはこの理論で解決できることが多かったりします。ということでこれを感じた事例について紹介します。

 

 

先日、今期初となるTWT参戦を致しましていつものごとく熾烈なトーナメントを楽しんだのですがその中でクニミツと2回戦うことになりました。使用キャラはリディアで相手側の機動力をケアしつつしっかり太い2択をかけたいというコンセプトで試合をしていました。

 

その中でクニミツの強力な技の一つ、236WPをガードする機会がそれぞれでの対戦相手で複数回、記憶にある範囲で計3回ありました。ほぼホーミング性能の横への強さで壁強誘発技なので壁際での選択肢としては非常に優秀でいずれもこの場面でのこちらの行動抑制を狙って相手は打ってきていて私もそれ読みで横移動ガードの横移動距離を減らしてガードする準備をしていてのガードという感じでした。

 

ガードできれば密着+9フレームを得る事が出来て使っているリディアからすると絶好の2択チャンスですね。1LKRPの強力な下段影縫いがフレームで割れずにクリーンヒットしやすい状況なので1回は中段択、残り二回は影縫いを打ったわけです。

 

結果

 

中段択 成功

 

下段 これはそれぞれ別の相手プレイヤーだったんですがいずれのケースも相手がしっかりBDをしていてカス当たりになる

 

 

という結果でした。まずクニミツの高性能なBDとはいえしっかり下がりつつ状況を踏まえないとこの場面での影縫いは下がりきれないのでお相手2人に敬意を持ちつつその場では悪くない選択肢だったなと思ったわけです。

 

とはいえカス当たりにされてしまうとガードされたら浮かされる下段なのに当ててもマイナス2フレームを背負ってしまうというとんでもなく効率の悪いことをしてしまっているわけです。

 

ここで考え方の問題になるわけですが試合後にこの場面での最適解を考え、

 

構え移行して択にいくべきか

他の下段選択肢に変えるべきか

 

このあたりを考えていましたがここでコロンブスの卵的な発想をすると

 

 

ステップインして影縫いを打つ

 

 

という選択肢が生まれます。フレームを消化するので暴れには当然負けますが有効な選択肢が一つできました。こんな感じでシンプルな裏の選択肢ほど考えにくいのが格闘ゲームです。

 

ブライアンを使っているときにも

 

 

相手のハチェットキックガード率が高いな・・

 

 

となった時に下段を振り分けてタイミングを散らすとか考える前に

 

 

チョッピングエルボーと3LPを多めにする

スラッシュキックなどで押し込む

 

というシンプルな回答に行きつきにくかったりしました。

 

 

まとめ

 

まずは考えることが大事。

 

次に相手の選択肢へのリターンを考える

 

よりシンプルな選択肢でリターンを狙う術も用意する

 

 

リディアがある意味シンプルなキャラなのでこういうことに気づけた感もありますが他キャラにも色々な要素でこういった場面は出てきます。しっかり立ち止まって考えられるよう私も日々精進します。