TOPANGAリーグT2 感想編

 

前段階で記事を書いたので一応こんなものも書いておこうと思います。

 

ステージは負け側が選べる

 

 

このルールでしたね、思った以上に影響が出たように感じます。

 

ある意味平等で運要素を少しでも減らせるのですが比率としてどうしても各キャラの得意ステージに偏りがちになってしまう部分はありましたね。

 

また複数キャラ使える人もこのルールを活かそうとするとキャラ固定のメリットが大きいのでそのあたりの悩みもあったのではないかなと思います。

 

過程は混戦で色々ありましたが神殿を活かせるキング、アマキンと無限を活かせるクニミツが勝ち上がったのは要因の一つだったのかなと感じたりもしたり。

 

じゃあ予選も同じルールの方が・・とも思いましたがこのあたりは今後の展望にも期待ですね、(予選はステージオールランダム)

 

神殿高火力コンボは現状ゲーム内格差がかなり生じる要因ですしそこを能動的に使えない方が良いんだろうなと改めて感じました。

 

 

また長期戦なのですが短期戦のような要素もあるルールなのでそのあたりは非常に楽しめたように思います。凄く試合数が多いのに1勝の価値も高かったので見てる分には楽しめる要素でした、プレイヤーの方々は心労凄かったと思いますが・・

 

T1リーグもまた違った形で熱い戦いが期待できますので楽しみにしております。時間が取れれば前回のような簡易考察やれればと思っています。

 

 

印象的だった各プレーヤーごとの好プレー

 

Aリーグ

 

じょうたろうさん

 

注目していたpinyaさんとの試合も凄かったのですが1位抜けの破壊王さんを圧倒したゲームメイクは素晴らしかったですし、大会モードでの割り切った択のかけ方と細かい守備技術で序盤以外は常に安定感のある戦いをしていたように感じました。

 

個人的にはpinyaさんとのレイヴン戦の初戦でランダム壁無しを引いた時のキャラ対策が凄く印象的でした。的確な間合いで左アッパーを多めに打つ事でレイヴン側のやりたい強力な2択を始まる前に止め、中距離ではそこをRPRPにする事で技自体を対策するのではなく相手に強力な印象を付けた事で勝利に繋がっていたのかなと思いました。文章にすると簡単ですが左手の技術で適正な距離感の確保が必要な目立ちにくい好プレーだったと思います。

 

 

はずれメタルさん

 

初戦でのpinyaさんとの試合での勝ち方が最初の負けを神殿ステージの選択から取返しpinyaさん側の戦い方を迷わせつつ、相手側にかなり嫌な印象を与える勝利が非常に印象的でした。また神殿ギミックの利用に関してもギガースの確定反撃である立ち途中RPLKを決める事で活用していたのですが視認難易度の高い発生21フレのバジリスクファング(2RK)を高精度でガードすることで自身の強力なジャブを打ちやすくしつつ投げをしゃがんだ際にもこれをしっかり決めていての勝利と終始ハイレベルな反応を軸とした守備と攻める時の押引きバランスの高さでハイレベルな試合をされていたと思います。この初戦はリーグの今後の流れにかなり影響を与えたように思います。

 

 

SERさん

 

被せキャラともいえるノクティス、熊(各種コンボが入りにくく立ち回りの技も座りを抑制しやすい)に勝利しての好成績は素晴らしいと思います。接戦の状況でも常に落ち着いた選択肢を選べていた事が凄く印象的でした。太平洋さんとの試合で勝負を決めた対策の対策とも言える

 

座りを見せる→相手がローハイを打つ→空中判定であればコンボになってしまうが解除を入力した上で2発目の上段をしゃがんで反撃

 

という選択肢が個人的には痺れました。入れ替え戦でもレアキャラであるエディの活躍に期待です。

 

 

リスカッターさん

 

キヤラ対策という点においては一番素晴らしい内容だったと思いました。レイヴン戦での背向けRKであるブラインドゴースト(消えて降ってくるキック)をしっかり対策して横移動から浮かせていた場面は入念な準備があってのものだったと思います。一美に後少しだけでも火力があれば違った結果が多くあったように思える名勝負製造機でした。

 

個人的には破壊王さんにアマキン同キャラを被せて勝利したシーンがカッコよかったです。このゲーム好んで同キャラを選びにくいんですが真っ向勝負の姿勢でしたね。単純な得失点なら5位、紙一重が分厚いゲームですね・・

 

 

pinyaさん

 

TO@通貨候補でしたがまさかの大苦戦、とはいえ全員がしっかりとレイヴン対策を明確に用意してきている様子もありかなり包囲網がしかれていたように見えました。そんな中でも高精度のコンボとガードされたら負けてしまう状況でも強気な択をしっかり続けていて序盤の劣勢を跳ね返していたように思います。

 

太平洋さんとの試合は相手に先に取られたことから神殿ステージでの勝利が条件となってしまいましたが機動力を活かして投げ択を避け続け取返し最終的に勝利していた組み合わせが印象的でした。キャラ特性もありますが自在にレイヴンを動かすのは見た目以上に難しいので左手のテクニックが活きた試合だったように感じます。

 

 

 

太平洋の暴れん坊さん

 

予想通り常に安定した動きを続け負け越しているのですが勝ち試合を3-0で勝利した事でリーグ残留、破壊王さんと同じブロックなのは少し不運だったようにも感じますがしっかりまとめてきたような印象でした。

 

はずれメタルさんとの試合で戦い慣れているキャラとはいえ圧巻のキャラ対策での3-0勝利がやはり印象的でした。このゲームのキャラ対策って思っている以上にプレイヤー依存度が大きいので得意キャラとはいえなかなかそこが直接は反映されないのですが終始有利な状況を作り続けていたと思いますし、唐突なアリサピックにも完璧な対応を見せていたのは流石のやりこみなのかなと感じました。

 

 

破壊王さん

 

とにかく安定感、そして勝負強さが光りました。じょうたろうさんとの試合で一気に押し切られた後で次の試合を3-0勝利条件で勝たなければいけない中でそれを達成するのはかっこよすぎましたね。ステージピックの兼ね合いでなかなか3-0にはなりにくい形式での条件達成は内容も含め素晴らしかったように思います。

 

全体を通してアーマーキングというキャラでの活躍が印象的でした。高水準な技もありますが強力な下段攻撃に乏しいので小技の打ち方、スカ精度、投げるポイントの見極めなどスキルが多々必要なキャラを高水準で使いながらSERさんとの試合ではスカを取るのが難しいエディの立ち途中RKをしっかり咎めていて見ている皆も納得のリーグ突破だったと思います。

 

 

Bブロック

 

ペコスさん

 

安定感のある戦いで僅差での2位、コンボ精度がアドリブも込みで非常に高くワンチャンスで大ダメージを奪い続けていました。またレイジングストームなども要所で使いギリギリの戦いでの勝利をするケースも多く勝負強さも光っていました。

 

AOさんとの試合は先に0-2にされてさらに2ラウンド先取されてからの逆転劇でしたがしっかり自分のやるべきことを続けて大きな変化をせず安定した戦いを続けてのこの勝利で流れをつかんだように思いました。

 

 

AOさん

 

突破本命と思いましたがクニミツが2人いるブロックで全員がしっかり対策を用意してきている中での戦いとなり今回はT2維持という結果、とはいえ突破したB君に3-0での勝利を果たしたり加齢さんとの試合での激闘を制したりと内容は全然突破でもおかしくないものでしたがいかんせん全体のレベルが高かったのかなと・・

 

上にも書いた同キャラを敢えて選ばずのミゲル対クニミツとなったB君との試合ではしっかりクニミツが嫌がるであろう押し引きのバランスで試合を構築し続けての3-0勝利は圧巻でした。要所でのライトゥー、機動力を活かした守備、細かい削りなどが素晴らしいバランスだったように思います。

 

 

用心BOYさん

 

常に高い確定反撃精度を維持しつつ防御力の高くないキャラで守りがうまくやることを実践されていたように思います。要所での太い2択を狙いつつも基本はしっかり立ち回りキャラ対策を活かし続けた立ち回りで終始内容は安定していたと感じました。

 

ペコスさんとの対ギース戦では個人的にはどう考えてもギース有利な組み合わせだと思うのですがその中でも相手がしっかり嫌がることをやり続け的確な選択肢を選びしっかり勝利していたのが印象的でした。キャラ対策の面ではBブロックで一番準備をされていたように思います。難しいですがマードックの新技による確定反撃は努力が直接反映される仕様で個人的に好きなポイントです。

 

 

加齢さん

 

初日の絶対的な強さから誰もが1位突破を予想しましたが流れとは恐ろしいもので2日目に失速してしまいました。とはいえガンリュウという相手キャラと真正面から対峙する必要のあるキャラでの攻防は非常に見ごたえのあるもので唯一無二の右アッパーの打ち方は各プレイヤーを苦しめていたと思います。個人的にはTOCで一番きつい負け方をしたのが対加齢さんだったので応援しておりました。

 

用心BOYさんとの試合は圧巻で立ち回りで相手の攻撃をしっかり受けきって自分の択を通し続けて勝利する王道鉄拳の強さが感じられました。負け試合にはなってしまいましたがMasaさんのレオ戦も個人的には好きな試合の一つです。

 

 

ゼウガルさん

 

リディア、スティーブを高水準に使い初日は苦戦しましたが2日目により厳しい組み合わせでも勝ち切り結果以上に良い内容でリーグを戦っていたように思います。2キャラともまとまったダメージを狙うには踏み込んでの2択にいかなければならないのですがその点の見極めが非常にハイレベルだったと思います。

 

勝利した用心BOYさんとの試合は最初に0-2とされる厳しい展開から最後にしっかり勝てるビジョンを見据えた選択をしっかり取れていたことでギリギリの勝利をつかみ取れたように思います。格闘ゲームで勝ち切るビジョンをしっかり持つことは簡単なようで難しく、結果としては用心さんのミスもあったかもしれませんが選択をしっかりした事で勝利という結果に結びついているのです、時間切れ以外ボタンを押さなければ絶対に勝つことのできない格闘ゲームはこういった行動が凄く大事だと思います。

 

 

B君さん

 

激戦をくぐり抜けての1位通過、必然的にクニミツがマークされている中でしっかり結果を出したのは地力の強さなのかなと思います。実況解説でも取り上げられていましたが太く行く場面の選択肢の成功率が高く、また多少リスキーでもそれを通す事でダメージに変えていき失敗したとしても後の攻防の布石となっているので理屈じゃない強さと結果をしっかり示せた結果かなと思います。

 

加齢さんとの試合ではクニミツの下がり性能+相手側の技性能によりけたぐり(3LK)をガードした際に確定反撃がなかなか入らなかったり、ガンリュウの高火力に押しつぶされそうな展開の中できっちりピンポイントでの大ダメージ確保をしつつドットの削り合いでの勝利、大逆転など難しい局面をしっかり勝ち続け勝利していた試合が印象的でした。終始無限ステージでの安定した勝率がギリギリでの1位通過に繋がったと思います。

 

 

Masaさん

 

ハイクオリティなデビル仁を使ってのコマンドテクニックで難しい三島家での勝利に加えて最後に決して強いキャラとは言えないようなレオでも勝利を果たしてしっかり存在感を示していました。複数キャラを高水準で使いつつ、神殿を選択できるルールでのデビル起用も可能なので対戦相手は非常に嫌な印象で戦うことになっていたと思います。

 

AOさんとの試合では無限ステージでのクニミツ相手に劣勢状況が続いていましたは土壇場での2択を通しての逆転、そして風神拳をしゃがもうとする相手にこそ通る追い突きなどをしっかり決めて勝ち切る事でアドバンテージを持って最後に神殿で倒し切る流れを作れていました。レオ対ガンリュウの試合はギースやクニミツなどの新キャラにはできない昔ながらの攻防を見せてもらいましたし、内容も非常に良いものだったので個人的にはリーグベストバウトにしたいくらいでした。昔ながらの鉄拳を求めてしまうのは私がおじさんになった証拠でしょうか・・w

 

 

 

ということでギリギリ入稿のような感じで記事を完成させました。

見直してみましたがやはり全体がハイレベルな内容ですし、一般的なキャラ対策のさらに上のレベルでの対応や大会ならではの強気な選択肢などランクマなどでは見れない素晴らしさがあったように思います。

 

苦情が無く、筆者の元気があればT1リーグもまとめてみたいですがさてどうなるか・・

 

 

ということで以上でございます、明日からのリーグにも期待!