前回はスカの概要について触れてみたんでしたね。
ここからはやっとタイトル通りのブライアンに寄せたスカのお話へ。
まず最初にお伝えしたいのは
ブライアンでのスカは難しい
ということです。
もっと言ってしまうとここまで長く色々綴っている理由は
ブライアンで3すくみ鉄拳は難しい
ということがありますね。シンプルにやれるのはポールとかですね。
そこについても少し触れながら噛み砕いていきます。
ポールというキャラは色々な選択肢もありますが
236RPの崩拳のスカだけ考えるくらいでも良い
一応、私も椅子段くらいまでポール使っていて実際には違うのですが
中段で発生が速くリーチもありダメージもそれなりに大きい崩拳はやはりスカのジャンルでは優秀な技です。
ブライアンに関しては崩拳のような
とりコレ的なスカ確に適した技があまりないのです。
スカに使う技を列挙していきます。
横移動LP
ボアクラッシャー
レクイエム
スウェスマ
このあたりでしょうか。
技術介入度を更に上げると
リフトアッパー
も割とスカのジャンルで使う技になります。
各技の特長を
ジェッパ
発生 14と思いきやガードからの最速入力にはならないので15くらいで考えるべきかなと。6入れておいてスカった確認4RPで理論上はいけますが実践でやるのはまあ無理ですねwww
確定反撃を受けない、発生が速めなのがメリット
デメリットはリーチがそこまで長くないのと上段という部分です。
スカ確技にはこの
リーチ
というやつが非常に重要で前途の記事にあったようなポールの右アッパーのように置き技は相手が距離を離れた所で打つことが多いです。そういった技にジェットアッパーはその場から打ってもほぼ届きません。
当て方としては
横移動で技をかわして当てる
前後移動のスキルを上げて差し込む
という感じになります。この部分をポールの236RPと比べると差がわかりやすいですね、崩拳はそのまま打つだけですから。
また上段のためしゃがみ硬直になっている相手には当たらないのでしっかり相手の技を認識して打つ必要もあります。これもまた非常に難しい。
私も相手キャラ、勝負所などを意識した時にしかスカジェッパは打ててませんw
横移動LP ヘルレイザーという技
リーチは長めですが上段
距離調整が困難
発生はそこまで速くない
このあたりが特長ですかね。
実戦では横移動のみの入力を準備しておきながら相手のスカった技を認識してLPを押して発射するような感じで使います。
実際には
触れてしまえばOK
的な技であったりもする置き要素も含んでいますね。
デメリットの大きい部分でどうしても技発生17フレームのこの技をスカで決めるには横移動という事前準備が必要となり準備中は距離戦が展開しにくくなってしまうという欠点があります。
ボアクラッシャー 6RKLP
発生は18フレームと少し遅めではあるが中段かつガードされたとしても一部のキャラ以外には手痛い反撃を喰らわない技です。凄く長そうな見た目なのですが実際の攻撃判定は大きくなくジェットアッパーより僅かに長い程度です。
余談になりますが飛鳥の鬼殺しは稀にガード後にジェッパが届かずボアクラが理想の確定になります、ロウのドラゴンアッパーも同じ(こちらはジェッパがあまり届かないんですけどねw)
実際に横ではなく縦ムーブでスカボアクラを決めるためには非常にシビアな距離調整が必要となります。右アッパーや生ローの空振りに決めるのは決して簡単ではありません。
とはいえ相手の空振りした技がしゃがみ硬直でも当たるメリットは大きいですね。
レクイエム 236WP
WB誘発技で壁際ではリターンが跳ね上がります。236ステップでの距離調整も可能で横移動にもかわされにくく列挙した技の中では一番スカ確がとりやすい技になるかなと。
とはいえスカにこれだけ入れて勝てるほどこのゲームは甘くなく、特に攻め部分での期待値がそこまで高くないブライアンはこのスカと置きでなるべくダメージを稼ぎたいキャラだと私は思っています。
理想は レクイエムが最適解である場合にこれでスカを取る
現実は スカ取れないくらいならレクイエムでもスカを取る
まあこれでスカ取るのも決して簡単ではないですからね・・w
スウェスマッキ 214RPRK
置きでも登場したこの技ですが私自身はこれでスカを取ることが一番多いかなと感じております。空中コンボにはいけませんが60前後のダメージ期待値あり、リーチもそれなりです。何よりも
214入力から出てくれる
先ほどのレクイエムも同じステップ入力から出す技で236を入れてステップしておいて確認してWPということが可能ではありますがステップしている間は前進して無防備な状態になっております。
214入力はスウェー動作でこれはキャラが若干後ろに下がるステップになるので守備的に技を打つ準備をすることができます。また置きも兼ねて打つことができるのと、当たり方次第ではリスクとなる2発目の派生をヒット確認して打つことができます。
デメリット部分は
操作、知識関連で使うのが一番難しい
下がりながらのスカになるので距離調整が困難
万が一届かなかった時の隙が割と大きい
214仕込み入力の場合は距離戦がやはり止まってしまう
このあたりでしょうか。実際には置き気味で意識しつつ咄嗟のスカに打つことが多いです。
リフトアッパー
中段で大ダメージが期待できますし236ステップから打つので距離調整も可能、
できればこんなに良いスカ確は無いのですがそもそものリーチが短いので難易度は高めです。右アッパーには難しいですがハイキックにはいける時もあるなって印象です。
個人的には縦スカで決めるより横でかわして当てることの方が圧倒的に多いですね。
と簡単にまとめてみましたが実戦でこのあたりをバシバシ決めています!!
とはなかなかなりませんw 実際のスカの攻防では色々間に合わずとりあえずPKを当てたり間に合わないけど有利フレームを活かしチョッピングエルボーやハチェットを打ち攻めの展開を始めたりします。相手の癖次第ではWKを重ねるように打つことすらあります。
実際のTOPプレイヤー達の戦いを見るとスカで大ダメージを取れることはかなり少ないです。
スカらなければスカは起こらない
これは揺るぎの無い事実です。
逆に言えば
どんな技でもスカれば被弾してしまう原因となる
ということです。
○○後にジャブ打ったら入れ込み行動で浮かされた!
こういった事象はスカらなければ起こりません。
スカを取るのも大事ですが自分の技をスカらせないことはもっと大事です。
筆者は割とスカらせてしまったりしてるのですがwwww
最初に書いたようにスカは難しいです。
正直、理想のスカ確を決めるためには心構えや準備が必要です。
当然経験も非常に多く必要ですね。
まとめ
ローリスクハイリターンではあるが難しい。
スカを取るために相手の技を理解する必要がある。
ブライアンはそれに加えて技術と状況判断能力も求められる。
受動的に反射でスカを狙わず相手を動かしてスカらせることを目標とする。
一度このあたりで区切りましょうか。攻防に暴れやステータス技の攻防も入ったり横移動なども出てきますので単純に代表的な3すくみの攻防が行われないケースも多くあります。ただ自分の攻防やダメージの取られ方を振り返ってみると3すくみが元になっていることが多くあるのも事実です。
次回はゲームの特性に触れながら全体の攻防をまた考えていければと思います。